
2019年4月に開業した日本生命の子会社「はなさく生命」が6月、はじめて医療保険の販売を開始しました。
日々の暮らし、仕事、ニュースで気になった保険に関する話題について取り上げていくサイト。業界のプロが独自の視点で保険について考える。
2019年1月22日、首都圏で有料老人ホームを運営する未来設計株式会社が民事再生法の適用を申請しました。実質上の経営破たんです。
老人ホームの入居一時金、26億円消える 買収で発覚
《要約》首都圏で有料老人ホーム「未来倶楽部」など37施設を運営する未来設計は、毎年3億円前後の創業者への役員報酬支払いなどで財務状態が悪化。入居者から預かっていた「入居一時金」を運転資金に回すなどしてきたが、1月22日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
未来倶楽部を信じて終の棲家と決め、高額な入居金を支払って入居された高齢者の方、介護するご家族の方にとっては信じられない衝撃です。老人ホームの運営会社が経営破たんしたらどのようなことが起きるのか、どうしたら防衛できるのか、この事件を機に考えてみたいと思います。
老後をこころ豊かに安心して暮らし続けるためには、お金がかかる時代となりました。男性の4人に1人、女性の2人に1人が90歳まで生きる時代となり、60歳を定年とすると少なくとも30年分の老後資金を考えておかなくてはなりません。
しかし、少子高齢化はますます進み公的年金は目減りする可能性も高く、終身雇用の崩壊や低金利が続く中、退職金もあてにならない時代となっています。手持ちの金融資産だけでは老後の生活が立ちいかなくなった時、最後の砦として資金化できるのが「自宅」です。
人生100年時代を安心して暮らし続けるために、自宅という資産をどのように考え、お金に替えていけばよいのか、具体的な方法と選択に当たっての注意点を考えてみたいと思います。
2018年10月に東京海上日動火災保険株式会社より、認知症の本人と家族を支える保険「認知症安心プラン」が発売されます。
東京海上日動火災保険は、「公益社団法人認知症の人と家族の会」(以下家族の会)と高齢者の見守り支援に実績のある「一般社団法人セーフティネットリンケージ」(以下SNL)と連携して開発した「認知症安心プラン」を2018年10月より販売します。業界初となる認知症の方とその家族のための専用保険です。
認知症は、物忘れやひとり歩きで道に迷うなど、初期には家族でも気づきにくく、介護の負担が長期化する可能性も大きい症状です。認知症から本人と家族の生活を守るために保険で何ができるのか、「認知症安心プラン」やその他の認知症に備える保険で考えてみましょう。
2017年11月1日に新生銀行がステップダウン住宅ローンの販売を開始しました。
《要約》新生銀行は適用金利が段階的に引き下げられる「パワースマート住宅ローン ステップダウン金利タイプ(Tポイント付)」(以下「ステップダウン金利タイプ」)の取り扱いを2017年11月1日から開始した。全期間固定金利で最終返済までの返済額を固定する安心とともに、段階的に金利が下がることで固定金利の割高感を和らげる効果がある。
将来的な金利上昇を心配するどころか、「将来教育費や老後資金が心配になったころ確実に返済額が減るとはなんて安心だろう」と心惹かれる人もいるかもしれませんね。今回は、ステップダウン金利タイプが本当に全期間固定金利の安心感と金利の割高感を和らげる効果があるのか、考えたいと思います。