
老後をこころ豊かに安心して暮らし続けるためには、お金がかかる時代となりました。男性の4人に1人、女性の2人に1人が90歳まで生きる時代となり、60歳を定年とすると少なくとも30年分の老後資金を考えておかなくてはなりません。
しかし、少子高齢化はますます進み公的年金は目減りする可能性も高く、終身雇用の崩壊や低金利が続く中、退職金もあてにならない時代となっています。手持ちの金融資産だけでは老後の生活が立ちいかなくなった時、最後の砦として資金化できるのが「自宅」です。
人生100年時代を安心して暮らし続けるために、自宅という資産をどのように考え、お金に替えていけばよいのか、具体的な方法と選択に当たっての注意点を考えてみたいと思います。